飲食店の店主は口が災いの元|聞き役に徹することの大切さ

集客・接客

一言で失敗したことが、何度かあります。

言わなければよかった、と後から思う。でもその時は正直に言いたくなってしまった。飲食店をやっていると、そういう場面が意外と多くあります。


正直に言ったら、来なくなった

あるお客さんから「和食が嫌いな人を連れてきますね」と言われたことがありました。

正直に、「流石にそれは他のお店の方がいいんじゃないですか」と言ってしまいました。間違ったことは言っていないと思います。でも、それ以来そのお客さんは来なくなりました。

言いたくなる気持ちはわかります。でも言わない方がよかった。それが正解だったのかもしれません。


夫婦関係・親子関係には口出ししない

もっと難しいのが、プライベートな話への対応です。

成人したお子さんの話や、夫婦間のことを話してくれるお客さんがいます。相談されることもある。でもそこに意見を言ってしまうと、関係が崩れることがあります。

どちらの味方になるかが、本当に難しい。夫婦関係であれば、どちらかの肩を持った瞬間にもう一方を傷つけることになる。意見を言って来なくなった方もいました。

それ以来、そういう話にはなるべく口を出さないようにしています。


先ずは聞く、それだけでいい

今は、ほぼ聞き役に徹するようにしています。

意見を求められれば言います。でもその加減は難しい。だから基本は聞くだけ。それだけで救われている人もいると思っています。

話を聞いてもらいたいだけ、という人は多いです。アドバイスが欲しいわけじゃない。ただ誰かに話を聞いてほしい。そういう気持ちでお店に来てくれている人に、余計な一言は必要ないんですよね。


飲食店の店主は聞き役でいい

余計な一言より、黙って聞くことの方が価値があると今は思っています。

口は災いの元。何度か痛い目を見てきた分、身に染みています。

意見を言わないことは、冷たいことでも無関心なことでもない。その人の話をちゃんと受け止めている、ということだと思っています。聞き役に徹することが、長く続く関係を作る一つの方法なのかもしれません。

ただ、聞き役に徹しながらも一つ大事なことがあります。笑顔です。

場面によって使い分けは必要ですが、暗い顔をしているお店や、不満ばかり言っているお店には行きたくないですよね。お客さんも同じです。

余計なことは言わない。でも笑顔は忘れない。それが長く続けるお店の空気を作っていくと思っています。

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