飲食店を一人でやるということ|ワンオペの現実と本音

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一人でお店をやっていると言うと、「大変じゃないですか?」とよく聞かれます。

大変といえば大変です。でも、それだけじゃない。今日はそのあたりを正直に話してみます。


なぜ一人でやることにしたのか

一人でやることにした理由は大きく二つあります。

一つは、最初は小さく始めたかったから。小さな店を一人で回す方が、リスクが少ないと思いました。これは今でも正しい判断だったと思っています。

もう一つは、和食の世界の現実です。修行は厳しく、若い人がなかなか育たない。せっかく覚えてきたと思ったら辞めてしまう。そういうことが続くと、最初から一人でやる方が安定するという結論になってきます。


一人でやって、しんどいこと

体調が悪い時です。

でも正確に言うと、「休めない」というより「休みたくない」に近いです。予約が入っているお客さんには、それぞれの背景があります。接待かもしれない。誕生日かもしれない。旅行の途中に来てくれるのかもしれない。

その日のために楽しみにしてくれている人がいる。だから多少しんどくても、開ける。それだけのことです。

もう一つしんどいのは、出張料理で大人数の時です。仕込みから本番まで、すべてを一人でこなすオペレーションはさすがに体に堪えます。


妻がホールを手伝ってくれている

厳密には完全なワンオペではなく、妻がホールを手伝ってくれています。

料理に集中できる分、本当に助かっています。気心が知れているので、阿吽の呼吸でお店が回る場面も多いです。一人でやっているようで、実は支えてもらっている。そのことはいつも感謝しています。


一人でやって、よかったこと

気楽なことです。

人件費がかからない。気を遣わなくていい。自分のペースで動ける。スタッフがいると、シフトや人間関係、教育など気を遣う場面が増えます。小さな店でやる分には、一人の方がシンプルでいいと感じています。


一人経営を考えている人へ

小さくやるなら、やってみる価値はあると思います。

夫婦でやれるなら、気心が知れている分やりやすいです。ただ、仕事とプライベートが混ざる難しさもあります。アルバイト一人と自分という形でも、小さな店なら十分回せます。大事なのは頭を柔軟に使うこと。場所の広さ、客数、メニュー構成に合ったやり方を自分で考えることができれば、思っているより難しくないです。

ただ、体が資本であることだけは忘れないでほしいです。一人でやるということは、自分が倒れたら終わりということでもありますから。


筆者プロフィール

ある地方都市で小さな個人飲食店を営む店主。開業から10年以上、小さな店を続けています。

数字が得意なわけでも、敏腕経営者でもない。運とある程度の経験で、なんとかここまでやってきた感じです。

このブログでは、そんな私が独断と偏見で、飾らずに正直に話します。成功法則より、現場のリアルを。


一人でやるからこそ、休み方も大事になってきます。 → 飲食店の定休日の決め方|週休二日は幻だった

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